ドッグフードの目的別分類
ドッグフードはその目的別に4種類に分類されます。
①総合栄養食
総合栄養食とは、そのフードと水を毎日与えることで犬が健康を維持することができるドッグフードのことです。
いわゆる「主食」のこと。
総合栄養食の基準をクリアした製品には、パッケージに下記のような記載があります。
「この商品は、ペットフード公正取引協議会の定める分析試験の結果、総合栄養食の基準を満たすことが証明されています。」
「この商品は、ペットフード公正取引協議会の定める給与試験の結果、総合栄養食であることが証明されています。」
総合栄養食と表示するためには、ペットフード公正取引協議会による分析試験・給与試験によって栄養成分が基準に合致しているかどうかを証明する必要があります。
ここでは、アメリカのAAFCO(米国飼料検査官協会)に定められた栄養基準を採用しています。
AAFCOの基準はアメリカ国内だけではなく、世界中のペットフードの栄養基準として使用されています。
②一般食・副食
一般食・副食は、嗜好性を高める目的で与えるフードです。
いわゆる「おかず」のようなものです。
これだけでは、犬に必要な栄養素を全て摂取することはできないので、総合栄養食と併用する必要がありますよ。
パッケージには「一般食(おかずタイプ)」「副食等」などと表示されます。
ウェットフードなどに多く、気付かぬうちに主食にしてしまうことがあるので、しっかりパッケージを確認する必要があります。
③間食
間食は、おやつのことです。
パッケージには「おやつ」「トリーツ」「スナック」などと表示されます。
間食は原則として、一日あたりのエネルギー量の20%以内に抑える必要があります。
おやつのあげすぎは肥満の原因になるので注意しましょう。
④療法食
療法食は、獣医師が犬の病気の治療を行う際に使用するフードです。
栄養成分の量や比率を調節して、特定の疾患や症状に対して効果が得られるように作られています。
パッケージには「特別療法食」「食事療法食」などと表示されます。
獣医師による処方やアドバイスにしたがって与えるものになります。